2024年ニュースリリース

ブラザー工業株式会社(社長：佐々木一郎)は、新規事業創出の取り組みの一環として、イマーシブ(没入感)を体験できる「パノラマプロジェクタールーム」の試験運用を開始しました。

パノラマプロジェクタールームのイメージ
(写真はJOYSOUND金山店)

今回試験運用を開始したパノラマプロジェクタールームは、当社のグループ会社である株式会社スタンダードが運営するJOYSOUND直営店の渋谷道玄坂店(東京都渋谷区)と金山店(愛知県名古屋市熱田区)に計3部屋設置されました。カーブしたパノラマスクリーンに映し出される映像が視界いっぱいに広がることで、今話題のイマーシブを体験することができます。この試験運用は、お客様のよりリアルな声を集め、実用化に向けてさらなる仕様検討や機能の向上に努めることを目的としています。

パノラマプロジェクタールームは、当社の新規事業創出の仕組みである「BAtON(バトン)」から誕生した開発中のプロジェクトです。当社では、新規事業の創出を促進するため、新規事業のアイデアを社員が提案し、社内起業のような形で新規事業の立ち上げに取り組めるBAtONを2017年より運営しています。BAtONは、新たなビジネスアイデアを持つ社員とそれを支援する仲間が事業や部門の垣根を越えて集い、自分たちが心から欲しいと思えるもの、作りたいものを作る機会を提供することを目的に運用されています。
当社が2021年に公開したiPad用手書きノートアプリ「BuddyBoard (「BuddyBoard」のサイトへリンクします)」も同プロジェクトから創出された新サービスです。

カーブしたパノラマスクリーンに、当社の独自技術で可能となった投影システムによって、イマーシブ体験ができる空間となっています。天井や壁側面に延長されたスクリーンいっぱいに映像が広がることで、まるでその場にいるような感覚を味わうことができます。